3連休ということもあって、映画好きの私は、『プーと大人になった僕』を観に行ってきました。
最近疲れがたまっているので、ここは豪華にグランシアタ―!
「え!なぜグランシアタ―?」
そう思われている方、グランシアターをまだ体験していない方に、この記事では、その醍醐味をお伝えしたいと思います。
この記事のもくじ
映画1本で2,500円は高い?安い?
「イオンシネマ岡山にグランシアタ―というものがある」
その噂を聞いてから、実際にグランシアタ―を利用するまでに実は1年以上という時間がかかりました。
理由は、価格です。

実際に体験するまでは、そう思っていたんです。だって、株主優待を受けなくても当時から私は1,100円で観れたのですから(年齢は聞かないでね)。
「正規料金(1,800円)に700円プラスするだけ」という理屈はとおらなかったのです。
「1,400円も余分に払う価値があるのか?」という質問が頭の中をグルグル回った結果、利用しようと思うまでに時間がかかったということです。
一番最初に利用したきっかけは、どうしても観たい映画『007 スペクター』があったときに、私が観に行ける日時ではグランシアタ―でしか上映されていなかった。
それだけの理由だったんです。
豪華な「クラブラウンジ」と居心地が良い「おうち映画」のコントラスト
グランシアタ―で最初の一本を鑑賞した後も、『グレイテスト・ショーマン』や『ミッション:インポシブル』などでもグランシアタ―を利用しました。
なぜグランシアタ―を利用するようになったのか?
その理由をお伝えしますね。
1.映画の世界に引き込まれる異空間(ドリンク付き)
上映時間の1時間前から入場できて、以下の写真のようなゴージャスな空間で1杯のフリードリンクをいただけます。

ドリンクメニュー(抜粋)は以下のような感じ。
- ももカルピス
- キウイカルピス
- 白桃ピューレソーダ
- 柚子ジンジャーソーダ
- キウイ&グレープフルーツソーダ
- ブラッドオレンジソーダ
- ラズベリーミックスソーダ
- コーラなどの各種炭酸飲料
- オレンジ
- フルーツミックス
- カルピス
- アイスティー
- アイスコーヒー
- アイスウーロン茶
- アイスカフェラテ
- ホットコーヒー
- カフェラテ
- ココア
- 柚子&はちみつ
など
最も高い値段がついているソフトドリンクは、460円のカフェラテで、最安は320円のアイスウーロン茶です。
だから映画一本の正規料金(1,800円)と最も高いソフトドリンク(460円)を合計しても2,260円。
ホットドッグやポップコーンも注文できますが、有料です。
ということは、グランシアタ―の価値は、あの空間自体にあるということ。
壁に掛けられたいくつものスクリーンから流れる映画のシーンを観ながら、優雅な気分でドリンクを飲んでいると、映画の世界に引き込まれていきます。

それはちょっとした海外旅行へ出かけたような異次元空間なんです。(ちょっと言い過ぎかもしれないけど、私の感覚ですから・・)
2.あたかも自宅のソファで「おうちホンモノ映画」
ラウンジは上映時間の1時間前、グランシアタ―館内には上映時間の30分前に入場することができます。
では早速、映画館内の写真をお見せしましょう。
座席側は、このような落ち着いた大人な感じです。

最後尾の座席(F列)からスクリーンを見下ろすと、以下の写真のように見えます。

座席はこのようにリクライニングできて、シートの大きさもゆったりとしています。

ラウンジでいただいたドリンクや購入したフード類をそのまま持ち込むことができます。
通常、映画館ではドリンクやフードのゴミを自分たちで外に持ち運ぶ必要がありますが、グランシアタ―は違います。
そのまま残しておけば、係の人たちが上映後5名くらい現れて、片づけてくれます。
だから、ゴミなんか気にせずに映画の余韻だけ楽しみながら、出ていくことが可能なんですね。
贅沢を満喫です!
「おうち映画」のリラックス感を楽しみながら、大きなスクリーンと良質の音、そして鑑賞後の片づけは一切なし。
ということは、「おうち映画」&「通常の映画館」以上なんですね。
こんな空間を自宅でプロデュースしようと思うと、初期投資がかなりかかります。
近所の人たちへの騒音なども配慮しないといけませんから・・・
だったら、たまにグランシアタ―で2,500円を払ってもいいんじゃないの?と思えてくるんです。
【補足】グランシアタ―を利用している理由ではないけれど、通常の劇場だと10分以上も流れるCMが入らないのも良いところです。
イオンシネマ岡山のグランシアタ―は特別な存在
岡山に住んでいると「当たり前」と思っていることが、県外に目を向けてみると「ありがたい」と痛感する一例が、実はこのグランシアタ―。
全国に現時点で2か所しかないんですよー!
国内初のグランシアタ―は、「イオンシネマ岡山」に2014年12月5日に誕生。
その約3年後に、東日本初として「イオンシネマ シアタス調布」が2017年9月29日に登場しました。
しかも、シアタス調布のグランシアタ―の価格は、3,000円。
岡山は46席ありますが、調布には座席数が36席しかありません。
F列がないんです。
イオンシネマ岡山の座席表(A列~F列)

シアタス調布の座席表(A列~E列)

しかもE列は、4席しかないんですね。
イオン岡山のグランシアタ―でおススメの席はどこ?
「46席ある岡山のグランシアタ―で、最もおススメはどこか?」
個人的には、D列がおススメです。
最も無難な選択です。
上からスクリーンを見下ろすのが好きな方は、最後列を選択してもいいでしょうね。
ちなみに岡山のグランシアタ―のF列からスクリーンを見ると、以下の写真のように見えます。
座席番号F1からの見え方は、こんな風です。

座席番号F8だとこんな感じ。

では、最前列はどうでしょうか?

巨大スクリーンを目の前にド~ンと置いた感じで、圧迫感があります。
ただ、ここで威力を発揮するのがリクライニングシートです。
シートを思いっきり倒し、ほぼ完全に横になった状態で映画を観られます。
私がグランシアタ―をおススメする映画の種類は
最初のころ、グランシアタ―で観ようと思った映画は、2,500円という価格に見合う映画だと思い込んでいました。
つまり話題作とかアクションの多い映画ばかり選択していたんですね。
ところが、『プーと大人になった僕』をグランシアタ―で鑑賞してみて、心がほのぼのする映画とこのアットホーム感がしっくりくることに気が付いたんです。
アクションものは、あえて言うなら前傾姿勢で集中してみたいものです。
そういった作品には、ULTIRA(ウルティラ)やDOLBY ATMOS(ドルビーアトモス)といった映像や音に凝った劇場が向いていると思います。
逆に、グランシアタ―ではゆったりとした気分で家族でホンワカした気分を味わえる作品を選ぶと良い雰囲気で映画館をあとにすることができるかもしれません。
今回、たまたま上映時間の関係で『プーと大人になった僕』を観ましたが、『ザ・プレデター』や『MEGザ・モンスター』を観ていたら、ほのぼの映画をグランシアタ―で観るというアイデアは思い浮かばなかったでしょうね。
グランシアタ―利用時に気を付けたいこと
最後にグランシアタ―を利用するときに、気を付けておきたいことがあります。
それは、映画の上映中に「リクライニング・シート」を動かすと合皮がすれる音がします。肝心なシーンでこの音がすると周りの人たちに迷惑がかかるので、序盤で調節をしておきましょう。
それから、ほのぼのした映画をおススメしましたが、あまりに快適すぎて眠ってしまうことがあります。2,500円も払って、眠ってしまってはもったいないです。
睡眠不足のときには、グランシアターではなく、本当の「おうちシアター」でリビングのソファとTVをご利用ください。
以上、グランシアタ―の体験談ですが、やっぱりご自身で実際に体験してみてほしいですね!